ファイルやケースに属性を紐づける ~分類シートのインポート

NVivoの機能の一つ分類をご紹介します。プロジェクト内のファイルやケースに属性を紐づけるためのものです。例えば、アンケートの回答者のAさんに対して、一つのケースを作成して、属性(年齢や性別、出身地など)を割り当てることができます。

 

<分類を指定することで、各ケース(またはファイル)にどの属性項目を紐づけるか指定>

今回は、回答者別のケースが存在していて、それぞれのケースにExcelなどで事前に作成した[属性シート]をプロジェクトに取り込んで、NVivoで利用できるようにする手順をご紹介します。

 

<[分類シート]インポートのイメージ>

[分類シート]は、Aの列にケース名と同じ名前が入り、B以降の列に属性が入力されています。
A1のセルの値が、NVivo上での[分類名]となります。このシードをNVivoにインポートすると、「インタビュー回答者」という分類が作成されます。

ケースは予め作成されていても、作成されていなくても構いません。対応するケースが存在しない場合は、分類シートをインポートすることで自動的にケースが作成されます。

 

[インポート]タブ→[分類シートをインポート]をクリック。

 

[参照]をクリック。

 

属性の入った[分類シート]を選択し、[開く]。

 

分類シートが選択できたら[次へ]。

 

今回はケースに属性を紐づけるので、[ケースの分類]を指定。
チェック項目は、デフォルト(全てチェック)のまま[次へ]。
※例えば既に属性が紐づいているケースを対象にする場合など、分類や属性値を更新するかどうかをチェック項目で選択できます。

 

ケースの表示方法を選択。ここでは[ケース]フォルダに[名前として]表示を選択し、[次へ]。
※分類シートに存在し、ケースが存在しない場合にどう対処するかのチェック項目です。例えば分類シートには「回答者004」があり、ケースにはない場合、ここにチェックをしておくと自動的に「回答者004」という属性と紐づいた新規ケースが作成されます。

 

属性が空欄の場合や日付の並び順を指定し[終了]。

※もし以下のエラーが出た場合は、分類シートのExcelファイルが開いたままになっている可能性があります。Excelファイルを閉じてからNVivoに戻り、もう一度[終了]をクリックしてみてください。

 

分類シートがインポートされました。

 

リボンの[分類ツール]を使うと表示方法を指定したり、新規属性を追加したりできます。

 

[分類シート]上で属性を変更することも可能です。

 

もしくは、ケース上で右クリック→[ケースプロパティ]を開きます。

 

[属性値]タブを選択すると、分類の指定や属性値の確認、変更ができます。

属性を紐づけておくと、コーディング結果をさまざまな形で探索していくことが可能になります。

 

<ファイルの分類を利用:文献の発行年とテーマのリファレンス数>

 

<ケースの分類を利用:インタビュー回答者の年代別にモティベーションタイプを見る>

 

<ケースの分類を利用:インタビュー回答者の属性:採用形態別に各ノードにコーディングされているケース数を確認>

参考:NVivo 12(Windows) Help – ClassificationsClassification sheets