プロジェクトの統合とコピー

複数人でプロジェクトに取り組む際に役立つヒントをご紹介します。

 

1. 作業者を記録する

複数人で一つのプロジェクトに取り組む際、まず作業者を記録することが必要です。

 

NVivoは作業者のイニシャルを使って、アイテムの作業者、変更者などを記録しています。ユーザー名の変更は、[ファイル]をクリック、[オプション]を開きます。

 

[一般]タブの[ユーザープロファイル]で名前とイニシャルを変更します。

 

右下のイニシャルが変わっているのを確認できます。また、新規ノードを作ると、作成者、変更者に「NV」が入っていることもあわせて確認できます。

 

1台のPCを複数人が操作する可能性がある場合は、ユーザープロファイルを指定する時に[起動時にユーザーに指示]に☑しておきます。

 

これでNVivoを起動するたびに、名前とイニシャルの入力を求められるようになるため、確実に作業者を記録することができます。

複数人で取り組む際には、プロジェクトのコピーを配布、それぞれが作業したものを統合したマスタープロジェクトを再度コピーして配布・・・というプロセスを繰り返すことになります。

 

2. コピーを配布

複数人で同じデータにコーディングしていく際には、マスタープロジェクトを作った上でそのコピーを各自に配布することができます。

 

 

<プロジェクトコピー配布と統合のイメージ>

 

誤って上書きしてしまったりすることを避けるため、管理担当者を決めたり、メモでルールを記録しておくことをお勧めします。

 

コピーの作成は[ファイル]→[プロジェクトをコピー]をクリック。

 

[参照]をクリックし、保存場所とファイル名を入力指定[保存]。これでプロジェクトのコピーが作成されます。メンバー各自の作業にはこのコピーされたプロジェクトを使用します。

配布された「LD Copy」と「M1 Copy」プロジェクトファイルを使ってLDとM1がそれぞれコーディングします。各自が作業する際、コーディングしているデータは編集しないように注意しましょう。編集してしまうと、元ファイルとは別のファイルと見なされ、うまく統合できなくなります。誤字があった場合なども、メモに記録するなどし、分析対象のファイルを直接編集しないようにしてください。

 

LDとM1それぞれがコーディングしたプロジェクトファイルをマスタープロジェクトに統合します。

 

マスタープロジェクトを開き、リボン[インポート]タブ→[プロジェクト]をクリック。

 

[参照]をクリックしインポートするプロジェクトを指定します。

 

「LD Copy」を指定。インポートするアイテムや重複したアイテムの扱いを指定できます。今回は全てインポートし、重複したアイテムはマージを指定し[インポート]。

 

インポートが終了するとレポートが出力されます。レポートも記録として保存しておくと良いかもしれません。

 

LDのコーディングがマスタープロジェクトに統合されました。

 

同じようにしてM1も統合してみました。

さまざまな方法でコーディングを比較することができます。
例えばコーディングストライプでユーザーを指定することも可能です。

 

[コーディングストライプ]の[選択したアイテム]からユーザーを指定します。

 

それぞれのユーザーがコーディングした箇所にストライプが表示されます。
もしくは、行列コーディングクエリの行列の一方をユーザー名にすることも可能です。

 

このように視覚化の際などにユーザーごとの視点を選択することが可能です。
また、コーディングの一致度をみるための[コーディング比較]クエリ機能を提供しています。

 

リボン[探索]タブ→[コーディング比較]をクリックします。

 

[選択]ボタンから、比較するユーザーを選択し、[実行]。

 

一致度を確認できます。